北アラバ公国

UNIX、ORACLE、NETWORK等、IT、情報通信に関する話題と技術メモ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

全盲の日本人女性研究員がIBMフェローに!

最近、リストラの話題ばかりが目立っていた日本IBMですが、今日は明るい話題です。全盲の日本人女性研究員がIBMの技術者最高職位「IBMフェロー」に任命されたそうです。

IBM プレスリリース 2009年6月4日
日本IBMから全盲の日本人女性研究員がIBMフェローに任命
http://www-06.ibm.com/jp/press/2009/06/0401.html
IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は、業界をリードするイノベーションや世界中のお客様やビジネスパートナーとの協働を通じて技術的に優れた功績をあげた社員に与えられるIBM技術者の最高職位である「IBMフェロー」を新たに8名任命した、と発表しました。日本IBMからは、東京基礎研究所でアクセシビリティー・リサーチの研究チームを率いるIBM ディステングイッシュト エンジニア(DE: Distinguished Engineer)、浅川智恵子(あさかわちえこ)が任命されました。今回、日本人女性技術者としては初めての任命となります。

パルミサーノ会長兼CEOは次のように語っています。「IBMフェローは、業界で最も有用で有益な応用技術、今日私たちが使っているコンピューター技術の多くを発明してきました。今年任命されたIBMフェローは、何千人もの優秀な技術者の中から選ばれ、IBMで最も優れたイノベーターの仲間入りをします。IBMのイノベーション・カンパニーとしての伝統は、彼らの才能、独創力と情熱によって、今後もしっかりと受け継がれていきます」

浅川博士のアクセシビリティー技術分野における多大なる貢献によって、IBMは当分野における世界的なトップ企業となりました。また全盲の研究員として、障がいを持つ方々の情報アクセス、コミュニケーションの向上に貢献する技術の研究開発をリードする傍ら、IBM社内外においてアクセシビリティーの重要性について啓蒙に努めてきました。1980年代に行った点字翻訳システム開発の成果は、後に視覚障がい者が在宅で点字データを利用できるシステム「てんやく広場」(1998年「ないーぶネット」と改称)という形で現在も視覚障がい者に活用されています。インターネットが広がりをみせた1990年代には、視覚障がい者向けにIBM Home Page Readerを開発し、ウェブへの扉を開きました。その後も、ホームページのアクセシビリティーをチェックするツールaDesigner、視覚障がい者がインターネット上で配信される動画やアニメーションといったマルチメディア・コンテンツを利用する際の助けとなるaiBrowserを開発し、IBMはこれらのツールを一層普及させていくため、オープンソースにしました。2008年には、インターネット上で一般のユーザーと視覚障がいを持ったユーザーが協働してウェブ・ページのアクセシビリティーを向上させるための試作プロジェクト、Social Accessibility(ソーシャル・アクセシビリティー)プロジェクトをウェブ上に公開しました。

また、浅川博士は、アクセシビリティーに関するオープンな標準策定への支援、オープンソース・コミュニティーのエクリプス財団(Eclipse Foundation)と共に、浅川が率いる研究チームが開発したオープンで拡張性に富むアクセシビリティーのためのソフトウェア基盤「Accessibility Tools Framework」を元に研究開発を推進し、開発者が最新のテクノロジー動向やWeb 2.0時代における高度な技術的要求に素早く対応できるよう支援を行っています。

浅川博士は、アクセシビリティー技術の研究開発に従事する傍ら、アクセシビリティー研究の専門家として様々な委員会に参加し、また、女性技術者のキャリアアップ・育成支援にも積極的に参画しています。

IBMフェローは、継続的かつ卓越した技術実績とエンジニアリング、プログラミング、サービス、科学技術の分野に貢献した最高の技術専門家の中から任命されるIBMの技術者の最高職位です。日本IBMからは、1996年の塚田裕氏(当時野洲研究所実装技術開発担当)、2001年の内藤在正氏(当時日本IBM技術理事)に続き、3人目の任命、日本人としては1967年の江崎玲於奈氏(1973年ノーベル物理学賞受賞・現横浜薬科大学 学長・財団法人茨城県科学技術振興財団 理事長)、2008年の伊藤洋氏(IBMアルマデン研究所)に続き5人目です。

さらなるイノベーションの可能性を高めるため、IBMフェローは、それぞれの専門分野においてさらなる責務を与えられます。IBMの歴史の中で、今回任命された8名を含め、これまでわずか218名(内、75名が現在IBMに在籍中)がIBMフェローに任命されています。
selfup 2009/06/05
米IBM,全盲の日本人女性研究員をフェローに任命
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090605/331415/
 日本IBMは2009年6月4日,東京基礎研究所の浅川智恵子氏が,米IBMのフェローに任命されたと発表した。浅川氏は全盲で,ディステングイッシュト エンジニアとしてアクセシビリティの研究チームのリーダーを務めている。日本人としては5人めのIBMフェローで,日本人女性では初となる。

 浅川氏らの研究チームは1980年代に点字翻訳システムを開発。この成果は「ないーぶネット」として現在も視覚障がい者に利用されているという。また1990年代には,視覚障がい者向けにホームページを音声で読み上げるIBM Home Page Readerを開発,現在も販売されている。

 また視覚障がい者が利用しやすいホームページを作成するための基盤ソフトAccessibility Tools Framework,ホームページのアクセシビリティを検査するaDesigner,視覚障がい者のインターネット上の動画やアニメーションといったマルチメディア・コンテンツを利用を支援するaiBrowserを開発した。Accessibility Tools Framework,aDesignerおよびaiBrowserはオープンソース・ソフトウエアとして公開されている。

 2008年には,一般のユーザーと視覚障がい者が協働してWebのアクセシビリティを向上させるためのプロジェクトSocial Accessibilityを開設した。

 IBMフェローは同社における技術者の最高職位。日本IBMからは1996年の塚田裕氏(当時野洲研究所 実装技術開発担当),2001年の内藤在正氏(当時日本IBM技術理事)に続き3人目のIBMフェローとなる。日本人としては1967年の江崎玲於奈氏(1973年ノーベル物理学賞受賞・現 横浜薬科大学 学長・財団法人茨城県科学技術振興財団 理事長),2008年の伊藤洋氏(IBMアルマデン研究所)に続き5人目となる。

 今回IBMフェローに任命されたのは浅川氏含め8名。これまでIBMフェローに任命されたのは218名で,うち現在もIBMに在籍しているのは75名となる。
日経WOMAN 6月5日
日本人女性で初のIBM「フェロー」 技術者の最高職位
http://woman.nikkei.co.jp/news/article.aspx?id=20090605ax013n1
 【ニューヨーク=米州総局】米IBMは、同社の技術者の最高職位である「フェロー」を新たに8人選出し、日本IBMから東京基礎研究所の浅川智恵子さん(50)を任命したと発表した。浅川さんは目が不自由な研究者で、視覚障害者の情報交換が容易になるシステム開発などに携わってきた。米IBMのフェローとなった日本人は5人目で、女性は初めてという。

 同氏は1980年代に点字翻訳システムの開発に携わったほか、インターネットを活用して視覚障害者の社会参加に道を開くプロジェクトにも取り組んできた。
IBMフェロー」って凄いんですね。おめでとうございます。これからも活躍して下さい。

テーマ:会社・組織 - ジャンル:コンピュータ

  1. 2009/06/08(月) 01:22:12|
  2. 会社・組織
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ターミネーター | ホーム | クールビズ>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://northaraba.blog17.fc2.com/tb.php/503-83fc0005
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。